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2025.3.15 市民公開講座を開催しました

2025.04.28
2025.3.15 市民公開講座を開催しました NEW

ACPをテーマに市民公開講座を開催しました

本年3月15日、長尾和宏医師を講師に迎え、「和歌山市民公開講座」を開催しました。

(5つの在宅医療・介護連携推進センターと市医師会在宅医療サポートセンター主催)

講座のタイトルは「人生の最期は穏やかに」~在宅医療と平穏死10の条件~。会場は和歌山県勤労福祉会館プラザホープ4階ホール。参加者は一般市民と医療・介護関係者を合わせて124名。 満杯の会場で講演会は盛り上がりました。

長尾和宏先生は長年の在宅医の経験を活かし「平穏死」という概念を提唱され、現在多くのメディアを通じてACPや在宅医療の重要性を発信されています。

人生の最終段階に、人はどういう経緯をたどり死にいたるのか? 人は枯れるように死んでいく。それが平穏死。一方、延命治療は水で人を溺れさせてしまうと長尾先生は言います。

しかし長尾先生は若いころ、自分も終末期の患者を点滴で溺れさせたとおっしゃいます。「亡くなる日まで抗がん剤を投与する事が医師の仕事なのかどうか」と疑問に思ったと。

また長尾先生は多くの著書を出版されています。その中の一つ、「痛い在宅医」が原作となり「痛くない死に方」というタイトルで映画化され、2021年に全国上映されました。このことがきっかけで長尾先生は現在、映画製作に力を入れられ、来年の1月には「安楽死」をテーマとした映画が封切られる予定です。興味のある方は一度観られてはいかがでしょうか。

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