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2025.5.15 医療介護関係者向 研修会「慢性腎臓病と地域連携の役割」を実施しました

2025.05.30
2025.5.15 医療介護関係者向 研修会「慢性腎臓病と地域連携の役割」を実施しました NEW

2025年5月15日に当院5階会議室にて医療・介護関係者向け研修会を実施しました。

テーマは「慢性腎臓病における地域連携の役割」

講師は 医療法人輝和会 まえだ内科クリニック 院長 前田浩輝先生

参加者は  会場参加:18名 Webでの参加:8名でした。

 

前田先生は消化器内科専門医ですが、日常診療のほとんどで生活習慣病の管理が中心となっており 今回の講演につながったという事です。

日本には1330万人の慢性腎臓病(CKD)患者がいると言われ、それは成人の約8人に1人にあたります。 その病気の治療にはクレアチニンの値を見ることが多いですが、最近はeGFRという指標で腎機能の低下の有無を見ていくことが多くなっています。

eGFRは腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しており、この値が低いほど腎臓の働きが悪いという事になります。そしてこのeGFRは定期的かつ経年的に見ていく必要があります。グラフに表せばわかりやすいですが、それが高齢者にとっては、その管理が、かかりつけ医だけでは難しい。そこに普段関わるケアマネや訪問看護、デイサービスの職員などが連携して本人に受診を促したり減塩食を勧めたり等、協力が欠かせません。

講演では「生活指導を行う際の資料」も配布され、また和歌山県内で運用が始まっている「CKDシール」の使い方なども披露されました。

流暢に優しく語る前田先生のお話しは会場とWebの参加者のこころに沁みました。

終了後、書いて頂いた、参加者の感想文の一つを掲載させていただきます。

「ご講演ありがとうございました 大変分かりやすく腎機能について 予防についてご説明頂きました グラフにすることで患者本人にもわかりやすく説明できることも十分理解できました この講演をきっかけに患者さんとのかかわりの中で説明のお手伝いを出来ればと思います」

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